そもそも、収入の半分で日々の生活を送ることは可能なのでしょうか。
「月収100万円の人は50万円を投資に回し、残りの50万円で悠々自適な生活を送れるけれど・・・」
「月収10万円の人は5万円で生活するなんて無理に決まってんじゃん！！！」
気持ちは分かりますし、稼ぐ額によって、自由に使える額が異なるのは当然です。
また、個々の生活環境（在住地域や国の物価、家族の有無など）や、置かれた立場（毎月のローン支払や他人への借金の有無など）によって大きく異なるのも当然でしょう。
必ず収入の半分を投資すべきとは言いません。私自身、コロナウイルスの影響やリストラによる、数ヶ月に渡る無収入生活を強いられたこともありますし、当然手元に現金がなければ（基本的には）投資にお金を回すことができません。
重要なのは、可能な限り多くの金額を投資に回すこと。これに尽きます。
私は八年以上前から海外にて一人暮らしをしていますが、もし現在日本に住んでいたら、間違いなく両親と実家で暮らします。
ぶっちゃけ、10万円の月収でも、実家暮らしなら5万円で余裕で生活ができます。別に実家に暮らすことで親のスネかじりをしているわけではないのです。何なら、投資で増やした資産で将来金銭的に両親をサポートすることだって可能になる訳です。
世の中、世間体を気にする浪費が多くあります。「結婚したから家を買うべき」「いい大人だから一人暮らしをするべき」「もう～歳だから高価な時計を身に付けるべき」
繰り返し言いますが、全ての浪費が悪いわけではありません。自分の幸福度を上げるものにはお金を使うべきなのです。しかし、世間体を気にする浪費には何の意味もありません。それどころか、将来の資産形成の足を引っ張る邪魔者にすぎません。
「節約」と「消費」のカードをバランス良く切り分ける。ここだけ抑えておけば、ひもじい思いをせずに、資産を増やして行けると思います。