日々マスクを着用せねばならなくなり、顔認証の必要がないiPhone 8の有難さを感じている今日この頃です。
同時に、数か月前にカメラが故障し、また購入後3年以上経っていることから、バッテリーの持ちもかなり悪くなっていることもあり、かなりの不便も感じていました。
元々、古い機械を直すよりは、最新スペックのものを思い切って買う方を好む性格なのですが、今回初めて、スマホ修理店を試してみることにしました。それぞれの費用は下記の通りです。
- カメラ修理:約4,900円
- バッテリー交換:約6,300円
修理にかかった時間はたったの10分ほどで、合計11,200円ほどで済みました。
ここで、もし最新のiPhone 12を購入していたら、選択するスペックにもよりますが、11万円ほどはかかっていた筈です。
修理に出すことで10万円をセーブできた訳ですが、この10万円を利回り8%で10年間投資できた場合、10年後には幾らになっているでしょうか。
- 一年後・・・108,000円(元金10万円の8%に当たる、8,000円が上乗せされる計算。)
- 二年後・・・116,640円(ここでは元金10万円ではなく、一年後の108,000円に対して8%が上乗せされる為、116,000円とはならない。)
上記の計算を10年後まで行うと、215,892円なり、実に元金の倍以上に成長することが分かります。
もし今回、私がiPhone 12を購入していた場合、この「215,892円」という将来の資産を失うことになる、つまり「機会損失」を生み出してしまうことになる訳です。因みに、年利8%という数字は、あくまでも一例で、年利10%で計算をすると、10年後の資産額は更に増えますし、6%で計算した場合は、当然上記よりは減ります。
大切なことは、日々のあらゆる支払いによる機会損失を意識することにより、その支払いが自分にとって価値のあるものなのか、それとも無駄な浪費なのかを判断する癖をつけること。
高額なものやサービスでも、本当に必要なもの(自分の幸福度を上げるもの)の為であれば躊躇せずに(罪悪感を抱かずに)支払い、不必要なものであれば、機会損失を避けるべく、購入せずに投資に回す。
この癖をつけることは、資産形成をする上で、本当に大きなメリットになります。