結論から言うと、経済的な自由を手に入れた状態、つまり経済的に自立した状態とは、お金のことを心配しない生活を送れる状態を指します。
では、人はどれだけのお金を保有すれば、一生お金の心配をせずに生きていけるのでしょうか。5,000万円でしょうか。1億円でしょうか。それとも10億円でしょうか。
一つ言えることは、貯金だけに頼っているいる限り、どれだけ稼いでいても一生お金の心配はつきまといます。預金口座の残額から残りの人生を逆算してシミュレーションをしたり、中には逆算すらせずに、将来の予期せぬ支払いに怯え、日々ストレスを感じている人もいるでしょう。
また、一般人の生涯賃金を遥かに超える額を一年間で稼ぐNBAプレーヤーやプロ野球選手の中にも、破産に陥る人は少なからずいることからも、稼ぐ額だけが全てではないことは明白です。
ここから、経済的自由をに手に入れる為の具体的なステップを記載しますが、現在、何かしらの借金がある人は、住宅ローンやマイカーローン、個人的な借金も含め、まずは完済することを優先にすべきです。
また、現在の貯金額がゼロの人も、まずは向こう3か月~半年間の生活コスト分を貯金することをお勧めします。
- ステップ①:幸福レベルを下げない程度に、できるだけ控えめに生きる
- ステップ②:収入の半分を投資に回す(借金がなければ可能。ローンなどの支払いが残っている人も、可能な限り投資に回す。)
これだけです。これらのステップを総資産の4%で一年間を暮らせるようになるまで続ければ、その人は経済的に自立していると言えるでしょう。つまり、一年間の生活コストが300万円の人なら7,500万円、500万円の人であれば1億2,500万円の資産を構築した時点で、経済的に自立した状態となります。
ここで、そんな大金を得るまで途方もない年数を要するじゃないか、と悲観的にならないで下さい。何よりも素晴らしいことは、これらのステップを踏み始めた瞬間に、将来の心配が減っていくことです。「控えめな生活+投資」という、「節約ばかりの生活+将来のための貯金」とは全く異なるマインドセットが、私たちに明るい希望を与えてくれます。
現金貯金は時間とともにその価値が下がります。正しい投資はその逆の結果を生み出します。
私たちにとって時間は有限であると同時に「大きな武器」でもあります。やらない理由を考える前に、今すぐ始めましょう。